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中国語が出来る方は軽く流してね。

 前回の記事で、「中国語には濁音がない」というマニアには堪えられない説を紹介したが、それが許されるなら、「中国語には名詞しかない」というのはどうですかね。もしくは、「合い言葉で喋っている」とか、「贅肉を削ぎ落とした体脂肪ゼロの言語」とか。

あくまで僕レベルの超初歩的会話の話だが、中国語で会話をしていると、何ていうか漢字で喋っている感じがすることがある。文字が漢字しかないことと、その漢字で言葉を覚えたことから来る感覚なのだが、加えて日本語の、「て・に・を・は」に当たる部分が(感覚として)ないので、より単語が際立つことも関係していると思う(中国語には助詞がなく、文脈は語順で決まると言う人もいる。語順はそうだと思うが、個人的には是や的などの用法の一部は助詞という気がする)。

「名詞しかない説」で言えば、「要不要**?」「不要」といった今朝着いたばかりの旅行者でも使いそうなフレーズの場合、「不要」は要という動詞を否定する文だが、日本語では意味は同じだが不要そのものが名詞となり、それで名詞だけで会話が成立しているという感覚になる。そして、これはそのまま、「合い言葉で喋っている説」や、「体脂肪ゼロの言語」に繋がる(繰り返しますが、中国語が出来る方は軽く流してね)。

加えて言えば、会話がやけに短い。山形県には、「け(食べなさい)」「く(食べます)」という日本一短い会話があるそうだが、それはともかく、「有没有**?」と訊かれ、「有」と応えた後に、自分で返答しながらも、その音の短さに不安になることがある。「有の前後に何か付けなきゃマズいんじゃないか…」みたいな。もちろん通じてはいるので無問題なのだが、要も有も品詞以前に一種の相槌という感じで、やっぱり合い言葉という気がしてくるのだ。



さて。言うまでもなく、「名詞しかない説」も、「合い言葉で喋っている説」も当ブログ馴染みの馬鹿論だが、現代中国語に対する僕の心証は、大体こんな感じである。徹底的に無駄を排除した実用第一世界最速言語というか。そしてもちろんこの心証は、僕がロクに話せないことと無関係ではない。

 ということで今しばらくは、世界語とも言える英語が極めて通じにくい国の一つである中国での体験を、四苦八苦しながら使わざるをえなかった中国語と組み合わせて書いてみようと思う。一番の問題は、どうやって携帯で簡体字を表示させるかだな。

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