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 今さら断るのも何ですが、このブログにはアダルトコンテンツが含まれます。
 
 電気を点けても薄暗い部屋ということもあったかもしれないが、改めて見る170センチくらいの彼女の肢体は、嘗てナイロビのディスコで何度も目にした、「踊るマラヤさん」そのものに見えた。あくまで僕の心証だが、肌の黒さがインドシナ人のそれとは明らかに違っていて、思わずアンタックやベトナム戦争を連想してしまった。アメリカ兵の祖父とかUN関係者の父とか。
 
 もっとも彼女がそうだったと言うわけではないが、市井の人と同じく売春婦に混血(便宜上こう表現するが、好きな言葉ではありませんよ)の人がいたところで不思議でもなんでもない。もちろん多数派ではないものの、アフリカでいうならナイロビで遊んだ色白のキクユ女性は父がアメリカ人とのことだったし、ダルエスサラームのディスコでアピールを仕掛けてきた女性は、はじめインド人かと思ったが、母がメルーで父がヨーロッパとのことだった。またベイラ(モザンビーク)の野外レストラン風ディスコで外国人に盛んに声を掛けていた女性達の中には、確証はないがポルトガル人の血が入っていると思われる、髪と肌の色が若干薄い人が何人かいた。
 
 あまり目立たないが東南アジアも似た感じで、タイではハジャイのMPにいた色白女性から、「お父さんはオーサカ(大阪の人?)」と言うのを聞いたことがある。またヤンゴンから来たというメーサイの置屋嬢は父親が中国人とのことで、自分の名前を記号がかった漢字で書いて見せてくれた。そしてプノンペンの例のキャバクラ置屋群では、薄白い金髪のアメラシアン女性を見たことがある。
 
 こういった見聞から、その国の歴史とか文化を自分なりに探るのも旅の愉しみでしたね。何かと評判のよろしくない海外買春だが、それなりに学ぶところはあるわけですよ。


 
 外国人であるこちらに気を遣っているのか、「アイムストロング!」と力強く言い上に乗ってくるクメールマラヤさんと縺れながら、考えてみれば、「英語でセックス」したことがほとんどない自分に気づいた。のべにして八年以上になる海外滞在の中で白人女性と部屋をシェアしたことは何度かあるが、残念ながらそういう展開にはならなかったし、それ以前にこちらにもそういう欲求が起きなかった。このブログの読者の中には、「コイツは女キチガイだな・・・」と思われる方がいるかもしれないが、無理に否定するつもりはないが、他の女性旅行者に対して性欲を感じたことは一度もない。
 
 もっとも白人女性というなら、「やったこと」はある。もちろん何れも風俗で、今は知らないが90年代の鶯谷(東京都台東区)には、金髪という文句を前面に押し出したデリヘルがいくつかあった。どういうわけかスペイン人が多かったが、帰国しても国際風味と置屋遊びが忘れられない致命的な症状にあった僕は、料金をアジア貨に換算して溜息を吐きながらも何度か通ったものだ(逆に言えば、それが次の旅に向けての意欲になった側面がある。アホと思われるかもしれないが、怠惰な旅から帰った身でも、勤労意欲が萎えることはなかった)。
 
 しかし女性達との会話は日本語だった。さすがは外語が通じない、「困ったジャパン」というか、金髪ナントカ(実際には金髪度が怪しい嬢も少なくなかったが)の女性達は、おおむね日本語が達者だった。もう少し話を脱線させると、2000年代に入って鶯谷を席捲しているのは熟女ナントカに加え、圧倒的に韓国出張といっていい。韓流といえば冬のソナタが始まりといわれているが、僕にとってはどう考えても鶯谷としか思えないわけで、これもアジア貨に換算し溜息を吐きながらも行ってみた。

img434.jpg
Krong Koh Kong/Cambodia 2007
 
 言うまでもなく韓国出張嬢との会話も日本語だった。これはもう力関係といった感じで、外語が通じない日本というのは、ひょっとしたら物凄いアドバンテージではないかと最近になって思うようになった。こう考えると愛国心が日本とは比べものにならないくらい高いように見えるアジア諸国だが、その安易に英語に阿る姿勢が、ひどく薄っぺらく見えてくる気がする(もちろん一部の国に対する心証ですよ)。
 
 もはやココンでもカンボジア旅行記でもなくなった感があるが、まだまだ続きます。
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