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旅先で撮った興味深い写真をいくつか。
今回は2007年に訪れたカンボジアで見た看板や案内板。
Krong Kohkong/Cambodia 2007
「ヘアーカット」ですよね? 帰国してポジを見てから初めて気づいた。
英語では発音記号上の発音が全く同じでも綴り字が異なる場合があるが、これ自体は音が同じでも表記が異なる日本の漢字と同じ。
他にもいくつかあると思うが、カタカナでエアーと発音する「eə」は、僕が知る限り bear(動物の熊のほか、我慢する、産まれるなど意味多数)、care( 配慮、気配りのほか意味多数)、pair(二人組、動物の番いなど。単純にペア)など、それぞれear、are、airのパターンがある。
この写真の場合は、「HEAR」。法則?からすればヘアーといった感じだが、発音そのものは「hiə」で、一般には聞くといった意味である。
「カットの技術や値段を聞け、転じてオレの店に来い」といった意味だろうかというのも馬鹿な話で(あり得るかも知れないが)、単純に英語の知識不足が為したワザだと思うが、どうですかね。
でもね。僕だけかもしれないが日本人も英語の使い方に関しては、これを大して笑えないと思ってしまうのが辛いところ。
Krong Kohkong/Cambodia 2007
手前の看板。準備OK? いわゆるファミリープランニングか。
カンボジアを旅した人なら分かると思うが、この国は少子化で悩む我が国が羨むほどの子沢山。市場には野菜や果物が溢れ、路上には子供達が溢れかえっているといった感じで、豊潤という言葉しか思い浮かばない。
しかし明らかに人口が増加しているように見えるカンボジアだが、同じ問題を抱える中国やインドなどと違って、この国では産児制限といったことは聞いたことがない。考えられるのは、HIVを初めとした疫病予防か、未婚の男女が安易に性交し妊娠してしまうことに対する警笛といったことだろうか。
それとも只の、(バイアグラなど)精強剤の類の宣伝ですかね。
この看板を見かけた人は少なくないと思う。動物保護、あるいは動物に対する虐待防止ということだろうか。
カンポットという街の市場に行った時、年端もいかない少女が淡々と鶏の羽を毟っているシーンを見たことがある。もちろん売り物に対する下準備以外の何物でもない。しかしそれとは別に、カンボジアでも動物虐待といった概念があるのだろうかと不思議に思った。
僕個人は動物をペットあるいは鑑賞の対象と捉えている国以外では、動物保護という言葉はなくとも、不文律といった感じで自然に備わっていると思っていた。
色んな意味でカンボジアも発展したということか(左下の日の丸は不明。日本がカンボジアに対して啓蒙している?)。
Bokor National Park/Kampot/Cambodia 2007
表示というより落書き。ボコー国立公園にあるフランスが建造したとされるホテル内部の一コマ。
20世紀初頭に建てられたもので、それほど古いというわけではないが、それなりに価値のある歴史建造物であることには間違いない。廃墟といっていい建物の内部は観光という視点から趣きのあるものだが、この夥しい量の落書きが気になってしようがなかった。
地元の人か国外からの観光客が記したものかは分からないが、どうですかね。後にプノンペンのトゥールスレン博物館に行った時も、建物の奥の目立たない箇所に、(趣旨は不明だが)同様の落書きがあった。
Bokor National Park/Kampot/Cambodia 2007
同じくボコーのホテル内部での一コマ。ここで野宿するなという意味か?
誰がするかと思ったが、過去にそういった事例があったのかもしれない。確かに海が眺望できる草原に囲まれた環境は、キャンプ地としては最高の場所に思えたが。
Phnom Penh/Cambodia 2007
英語表記がなくクメール語だけなので確証はないが、一言でいえば「笑うな!」ということだろうか。いわゆるポルポト虐殺で有名なトゥールスレーン博物館の掲示。
この博物館に関しては話が長くなるので措くが、館内を徘徊している時に、思わず笑ってしまったことがある。
2007年と8年の二年連続して訪れたのだが、前の年に対して陳列が何か違う。ふと見ると係員と思しき中年男性の二人が、A棟の一階の一室で何か弄っていた。
A棟の一階は政治犯(実際の罪状は不明)が尋問された拷問部屋といっていい。枠組みだけの一組の寝台と、拷問に使われたとされる数々の器具が、鉛色した寝台の上に無造作に置かれている。ここを訪れた観光客が真っ先に足を踏みしめる場である。
さて係員。寝台の上に置かれた器具を、談笑しながら弄っているのだ。
「これはここに置いたほうがいいんじゃねえの?」「いやいや。それよりもこっちに置いたほうが雰囲気が出る」(全て心証訳です)といったやり取りを交わしながら、満足気に部屋を後にする係員の姿を見ながら、思わず笑ってしまった。
事件そのものの直後であったなら不謹慎だが、今では職員が笑顔を交えて博物館の業務に勤しむ姿を見て、ポルポトは完全に歴史になったと思った(写真そのものはB棟です)。
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